俳優の妻夫木聡さんが自身のツイッターアカウントでつぶやいた内容が、「あわやロケ中止騒動」としてネット上で話題になっている。
妻夫木さんは現在、2012年11月公開予定の「黄金を抱いて翔べ」(井筒和幸監督)の撮影を行っている。共演は浅野忠信さん、西田敏行さん、東方神起のチャンミンさんらだ。
「未熟な僕の芝居のせいで現場がストップ」
妻夫木さんは2011年12月8日に、「役作りのため、とうぶんの間Twitterをお休みします 不器用な男ですみません」とつぶやき、ツイッターの更新を止めていた。
しかし12年1月29日に突然登場し、立て続けに4つのつぶやきを投稿した。内容はスケジュールがきつく予算も少ない中でスタッフもキャストも寝る間を惜しんで撮影していること、このままでは撮影どころか作品を完成させることもできなくなるということ、この作品に命を賭けているのでそっと見守ってほしい、というものだ。
何があったかは詳しく書かれていないが、4つのつぶやきの中に「昨日、未熟な僕の芝居のせいで現場がストップしてしまい2時間も3時間も現場がおしてしまいました」という文があった。妻夫木さんが何らかのミスをして撮影が思うように進まなかったのではないかと思わせる。フォロワーからは「妻くん何があったの?」「大丈夫ですか?」など心配する声が寄せられていた。
野次馬殺到で東方神起ファンが「謝罪」
しかし撮影が進まなかったのは、どうやら妻夫木さんのせいではないらしい。
妻夫木さんが前出のつぶやきをする前に、あるツイッターユーザーが某商店街に妻夫木さんとチャンミンさんが撮影で来ているらしいというつぶやきをした。それが瞬く間にリツイートなどで広まってしまい、東方神起ファンが「行こかな」「ちょっと覗きに行こうかしら」「商店街の豆腐屋へGOだ」などとつぶやいた。
その後、野次馬が殺到したらしく、「余りにも人が集まって来ちゃって...(中略)相当(時間)押してるみたい」「人多すぎて撮影中止になったみたいです」という情報がツイッターで流れた。撮影が進まなかった理由は妻夫木さんの「未熟な芝居のせい」ではなく、野次馬が殺到したからだったのだ。
野次馬はチャンミンさんのファンだけではなく妻夫木さんやほかの共演者のファン、通りすがりの人もいただろうが、妻夫木さん宛には東方神起ファンから「妻夫木さん、スタッフさん、監督さん。私達ファンが迷惑をかけてすみません」「今日撮影を見に行ったファンが大変失礼しました。申し訳ない気持ちでいっぱいです」などという返信が多数寄せられた。
妻夫木さんが野次馬のせいにしなかったことについては「妻夫木聡ステキすぎる」「良い人過ぎて可哀想だわ」などとつぶやかれている。