「国民的アイドル」だというAKB48の前田敦子さん(20)に異変が起きている。これまでグループの「絶対的エース」としてAKBでの活動以外にも映画やドラマと活動の幅を広げていたが、すっかり自信を失っているようなのだ。
前田さんは2012年1月から、ドラマ「最高の人生の終り方 エンディングプランナー」(TBS系)に出演。山下智久さん演じる主人公の妹という役どころだ。
「私より凄い方って、いくらでもいるじゃないですか」
そんな中、1月31日に掲載されたスポニチの前田さんインタビュー記事が話題となっている。
インタビュアーから、今の前田さんなら自分が主役のドラマにも出られるのに、なぜ「エンディングプランナー」に出演することにしたのか、と聞かれ「今はこういうのを凄くやりたかったですね」と回答。女優という仕事は「全く未知数」とし「何の自信も持てないので、今は主役は無理だと思います」と語っている。
さらに、インタビュアーが「あれだけ映画やドラマで主役をやってきたのに!?」と驚くと「本当ですね…(笑い)。でも、私より凄い方って、いくらでもいるじゃないですか。そういう中で、皆さんを見て、もっと成長していきたいと思います」と話したという。今をときめく人気アイドルグループのセンターなのに、なんとも謙虚だ。
「もしドラ」「イケパラ」が相次いで大コケ
一体なにがあったのか。前田さんのこれまでの映画・ドラマ出演歴を振り返ると、2007年に成海璃子さん主演の「あしたの私のつくり方」で映画デビュー。その後もドラマや映画に度々出演し、AKBの人気が確固たるものとなった2010年にはドラマ「Q10」(日テレ系)で主役を演じた。
しかし2011年6月、大ヒット書籍を映画化した「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」に主演するも大コケ。秋にもドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス~2011」(フジ系)で主役を演じたが、低視聴率で打ち切り説も出る始末で、「実力が伴わないのにゴリ推しした結果」などとバッシングされた。
これなら自信を失っても無理はない。このインタビューはネットでも話題になり、
「それなりに客観視出来てていいじゃん」「大島とえらい違いで謙虚だね」
「実はこの人も繊細な人で、実力もないのに事務所やメディアの力で祭り上げられてるっていう自覚があるのかもね」
「前田ってちょっと必要以上に叩かれ過ぎじゃない?」
といった書き込みが2ちゃんねるに寄せられた。
これまで散々前田さんを叩いていたが、少し同情してしまった人が多いようだ。「私女優よ!って傲慢になってるあっちゃんは叩かれ 打ちひしがれて自信なくしてるあっちゃんがいると大丈夫だよ元気だせよと 応援したくなるw」という書き込みもあった。
記事によると、そもそも前田さんが女優になろうと思ったのは「消去法」。人前で歌えなかったので歌手はダメだし、スタイルもよくないので、モデルも無理だと思った。「これも無理、あれも無理って省いてって、ちょっと希望があると思ったのが女優さんでした」
ネットでは「エンディングプランナーではいい仕事してる」と評価する声もあったが、前田さんも最近は前向きに仕事に取り組めているようで、演技について「変わりたいと思っている時ではあります」と語っていたということだ。