ホンダは、昨年10月のタイの洪水で操業を停止していたアユタヤ・ロジャーナ工業団地の自動車組立工場の生産を、2012年3月末に再開する予定だ。1月31日に発表した。
タイ工場は昨年10月4日に操業を停止。これによる部品不足などで減産していたインドやインドネシアでも、今年4月には通常の生産態勢に戻る見通しという。
同時に発表した11年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比17.6%減の5兆5430億円、営業利益が同77.2%減の1193億円、最終利益が同71.4%減の1398億円だった。
タイ洪水による損害は、販売台数で26万台、営業損益で1100億円の損失になったが、今3月決算期で黒字が確保できるとの業績予想を明らかにした。