「強気のふりも時には必要です。ふりでいいのです」
川久保さんをめぐっては、09年12月の朝日新聞のインタビューでも
「ジーンズ1本が何百円なんてありえない。どこかの工程で誰かが泣いているかもしれないのに、安い服を着ていていいのか」
と、いわゆるファストファションに対する批判を展開して話題を呼んだが、今回も、
「いいものは人の手や時間、努力が必要なので、どうしても高くなってしまう。効率だけを求めていると、将来的にはいいものが作れなくなってしまいます」
と、同様の主張を展開した。さらに、
また、世間にたいする「反骨心」の源について聞かれると、
「世の中の不公平や不条理なことへの憤りでしょうか。本当は私だってそんなに強くはないですよ。ただ、強気のふりも時には必要です。ふりでいいのです。そうしないと前に進めないから」
と、意外な一面も見せている。ネット上の反響は、
「質問が全て後ろ向きで否定的だけど、答えはすべて前向きで肯定的」
「かっこ良すぎる」
といった、川久保さんの姿勢に共感するものが大半だ。