2011年の大型展覧会の入場者数は、1位「空海と密教美術展」(東京国立博物館)55万399人、2位「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」(国立新美術館)38万304人、3位「フェルメールからのラブレター展」(京都市美術館)37万9528人だった。新美術新聞が2012年1月31日までにまとめた。
入場者数の1位は、10年の「オルセー美術館展」(国立新美術館)の77万7551人、09年の「阿修羅展」(東京国立博物館)の94万6172人、08年の「フェルメール展」(東京都美術館)93万4222人、07年の「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」(東京国立博物館)79万6004人に比べると、大きく落ち込み、ここ数年の大量集客ブームが一服した。
もともと超大型展が少なかったうえ、震災の影響で展覧会自体が中止になったり、美術館がしばらく休館を強いられたりしたことなどが響いた。