働く女性は夕方になると4~5歳も老ける? まるで別人の自分に「ぎょっとした」

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   働く女性は、朝より夕方の方が平均4~5歳も老けて、まるで別人のように見えてしまう――。資生堂が実施したアンケート調査でこんな結果が出た。

   調査は、昨年10月、全国の30~40代の女性会社員と、30~40代の女性といっしょに働いている20~40代の男性会社員のそれぞれ150人にインターネット上で実施。働く女性の美容意識や見た目年齢などについて聞いた。

本人だけでなく同僚の男性も気づく

   女性に「朝と夕方の自分の見た目の変化に驚いたり、ぎょっとしたりした経験があるか」と質問したところ、「よくある」が20%、「時々ある」が31.3%、「たまにある」が37.3%で、「ある」は全体の9割近くに上った。

   見た目の年齢について、「朝よりも老ける」と答えた女性のうち、「朝と比べて何歳くらい老けると思うか」について尋ねると、「5歳」が最も多く、全体の43.5%。次いで「3~4歳」が31%で、平均「4.4歳」だった。「10歳以上老けて見える」も6.4%に上った。

   一方、男性に「同僚女性の朝と夕方の変化に驚いた経験があるか」を尋ねると、「よくある」(2.7%)、「時々ある」(14%)、「たまにはある」(36%)で、「ある」は半数強。うち「朝より老けて見える」と答えた男性に、何歳老けて見えるかを尋ねると、「5歳」が37.3%、「3~4歳」が25.5%、「10歳以上」は13.7%。平均では「5歳」となり、女性が自分自身で感じているよりも男性の目には老けて見えていることがわかった。

   女性に「化粧直しをしているか」についても尋ねたが、75.9%が「1日1回以上化粧直しをする」と答えている。化粧直しを欠かさない女性は多いのに、なぜ、これほど老けて見えてしまうのだろうか。

オフィス内では空気が乾燥

   調査では、女性たちに「自分の顔のどんな変化に驚いたか」(複数回答)を聞くと、「ファンデーションがよれていた」(44.4%)、「ほうれい線が目立っていた」(42.1%)が上位を占めたが、最も多かったのは「肌がくすんでいた」で60.9%。オフィス内では空気が乾燥し、窓からは太陽光とともに紫外線が差し込む。そんな厳しい環境で何時間も過ごすことで、「肌の表面の細胞がダメージを受けて濁り、肌全体がくすんで見えてしまう」(美容関係者)のだという。

   では、どんな対策が必要だろう。美容関係者は「最も大切なことは朝のスキンケアを徹底すること」と強調する。実際、この調査では、「朝のスキンケアは1分でも早く終わらせたい」との回答が72.7%に上り、朝のケアをおろそかにしがちな女性たちの日常が浮かび上がった。

   昼間に大きなダメージを受けるなら、朝のうちに事前防衛することこそ重要。だが忙しい朝に化粧水や乳液で十分なケアに取り組むことは、働く女性たちにとってはまた過酷な現実ともいえる。

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