スカイツリーから雪塊次々落下 住民や観光客本当に大丈夫か

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東京タワーでは構造の違いもあって「被害」は出ていない

   雪塊落下の危険性について、東武タワースカイツリーの広報担当者は、こう釈明する。

「ヒラヒラ舞う1~4センチやこぶし大の雪塊は、私どもも確認しています。今回は、パウダー質の雪でしたので、一概に固まっていて危険だとは言えないと思います。落ちたのは、敷地内が多く、風が吹けば周囲の住宅街に落ちることもあるようですが、被害は聞いていません」

   雪対策としては、電波塔の鉄骨を円形材にして雪がたまりにくくしているほか、展望台には、外壁にヒーターを、屋上外周部にも立ち上がり壁をそれぞれ設置しているとした。さらに、塔体の複数個所にカメラを設置して積雪を監視し、固まらないように手で雪を払う作業もしているという。

   ブログなどで固い雪塊も落ちている可能性が指摘されているが、広報担当者は、設計ミスなどはないと話した。そのうえで、「自然現象ですので、落雪は完全に防げませんが、警備員を配置するなどして不安を減らせるように最大限の対策をしていきます」としている。

   ところで、同じ電波塔の東京タワーでは、どうなっているのだろうか。

   運営会社の日本電波塔では、総務課の担当者が取材に対し、開業53年で過去に一度も雪塊落下によるけが人や建物の被害はないと説明した。

「東京タワーは、末広がりになっており、スカイツリーのように狭い敷地内に建っているわけではないんです。東京タワーの真下にチケット売り場などがある4階建てのビルがあり、雪塊のほとんどがその屋上に落ちます。天気が悪いときは立ち入り禁止にしており、屋上に上がれないようになっています。ですから、雪が降っても、警備員を出したり、雪を払ったりするような対策は特にしていないんですよ」
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