警察「呼んだ、呼ばないは言わない」
河本順子容疑者は最初、治療費約3万円と慰謝料約100万円と少なめの請求をしており、神戸市内の弁護士は、取材に対し、依頼を受けてこの内容証明郵便を書いたことを認めた。しかし、治療費などを受け取ることはできず、見込みも立たないため自ら弁護人を辞任したという。河本容疑者が本当に山根さんを接客したかについては、「個人のプライバシーがあり、守秘義務があるのでお答えできません」とした。
河本容疑者が治療費約4万円と慰謝料約300万円の請求書を書いてもらったとした大阪市内の弁護士事務所でも、「守秘義務があるので、一切お答えができません」としている。
大阪府警淀川署の副署長も、取材に対し、河本容疑者が性的サービスのある出張エステ嬢を当時していたことは認めながらも、山根さんが呼んだのかははっきりと明かさなかった。
「呼んだ、呼ばないについては、申し上げることはありません。名誉毀損事件とは関係ありませんから。告訴状のすべてがすべて事実ではないとは言いませんが、今回は虚偽性のある告訴だったということです」
河本容疑者がストレス症候群と訴えて通院していたのは事実だとした。ただ、病気がウソであるかどうかは、医者でないと分からないという。責任能力があるかの精神鑑定はまだだが、犯罪性が認められたので逮捕したとしている。
山根さんが所属するワタナベエンターテインメントの幹部は、取材に対し、「名誉毀損の他に、虚偽告訴罪での捜査も淀川警察が捜査を進めており逮捕された女性の虚偽の告訴内容をもとにした質問にはお答えしかねます」とコメントした。「女性の逮捕により濡れ衣がはれたと思っております」として、山根さんは今後、心機一転して芸能活動に取り組むとしている。