投稿者のプロフィルがつかめる可能性
IDや「表示名」が明示されるようになれば、コメントを書き込んだ人物のプロフィルがヤフー上で特定できる可能性がある。プロフィルには本名や性別、生年月日をはじめ個人情報が含まれる。もちろん登録者本人が必要最小限のデータしか入力せず、情報を「非公開設定」してしまえば細部までは分からない。そもそも「ニセデータ」を入れるケースも考えられる。
ただし、これまではIDが伏せられてコメント投稿者の横顔が全く分からなかったことを考えると、どんな人物が何を発言したのか少しは手掛かりができる。ヤフーの他のサービスを使っていれば、その人物の「行動履歴」もつかめるようになるかもしれない。完全匿名による「なんでもあり」のコメントを予防しよう、とのねらいのようだ。
ツイッターを見ると、今回の変更に対しては好意的なようだ。IDが全表示されることで「悪質なコメントが減ればいい」と望む声や、「自分のコメントに責任を持ってもらわないと」と、ヤフーの考え方に同調する意見もあった。
ポータルサイトでは、ヤフー以外にも「ライブドアニュース」がコメント欄を設けているが、こちらはユーザーのIDやアイコン画像が表示される仕組みになっている。(追記:下記の「関連記事」に続報があります。)