「国民的アイドル」AKB48に大きな変革が起きようとしている。プロデューサー、秋元康氏以外の人物による作詞や、Google+を発端としたイベントなど、新たな構想が練られている。
2012年1月18日、AKBの2作目のドキュメンタリー映画「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」の試写会が行われた。
秋元氏一人で全グループの作詞をするのは大変
その中で、秋元氏が2012年のAKBの戦略について語り、「昨年だけで書いた曲は200曲ぐらい。今年はもっと増えると思いますので、今後は僕だけでなく、才能ある人たちにもお願いしていこうかと思います」と明かした。
秋元氏はAKB発足当初から作詞を手がけ、これまでに600曲以上の詞を書いて来た。以前のインタビューでは「切り口」が見つかれば1曲2時間くらいで書ける、と話していたが、SKE48、NMB48、HKT48、そしてインドネシアのJKT48と、次々と姉妹グループが登場。2012年は台湾のTPE48の発足も予定されていて、一人で全グループの作詞をするのは大変そうだ。
では一体誰が作詞するのか。もちろんプロの作詞家だろうが、メンバー自身が行うという説もある。AKBメンバー全員が参加するSNS「Google+」で秋元氏が「(チームBの北原里英さんに)Not yetの次のシングルのカップリングを作詞してみろと。いい歌詞が書けたら採用すると話しました」と1月15日に投稿している。
「Not yet」は派生ユニットだが、北原さんの歌詞が採用され、AKB本体の歌詞も手がけるようになればまさに「シンガーソングライター路線」だ。