日本の現状は「ぬるい」
この発言に対し、ネットは早々に「炎上」した。
「クール・ジャパンが虚構だという意見には賛成だが、お前が言うな」
「こいつの作品も『日本ありき』だと、誰だってすぐに分かる」
「まさかの発言www」
「ならオメーのガラクタの異常な高値はなんなんだよw 」
など、もともと「犬猿の仲」だったオタク含め、ネット住民から非難が殺到した。
朝日のインタビューは、美術界の厳しい批判者としても知られる村上さんに、東日本大震災以降の芸術と社会の関わりなどについて聞いたもの。
村上さんは「3・11を経て、以前のように楽して生きられない時代になった・・・行動を起こすときだと思います」ときっぱり。大震災後の日本をテーマにいま全長100メートルの「五百羅漢図」を製作中であることを明かした。そして、サブカルチャーやオタク文化は「平和な日常」から生まれてきた「あだ花のような文化」であり、日本の現状を「ぬるい」と指弾したのだ。
日本を代表する現代美術家の思い切った発言だけに、
「本当にクールジャパンを世界に売り出したかったら、村上隆みたいに相手の懐に入って積極的に売り込む姿勢が無いとダメ」
「村上本人が海外でウケる物をしっかり調べて作って成功してるのに対して、クールジャパンは広告戦略だけでどうにかしようとしてる」
と、村上さんのスタンスを擁護する声も上がっている。