玄葉光一郎外相は2012年1月18日の会見で、イラン政府へ核開発の断念を求める書簡を送ったことを明らかにした。記者からの書簡に関する質問に答え、書簡内容について、「核開発を断念するべき」と要求した上で、イラン政府が行う説明を聞いても懸念は払拭できない、と伝えたと説明した。
玄葉外相によると、イラン政府からは「いつも通りの答え」が返ってきただけだという。
イランの核開発をめぐっては、米国が経済制裁を強めるなどしている。イランから原油を輸入している日本は、国際的に協調して圧力をイランにかけつつ、経済的悪影響を避ける道を模索している。