「KAT-TUN田口が20万円まとめ買い」 バイト店員のツイート、即座に「謝罪」で炎上せず

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   ツイッターによる「暴露」が止まらない。こんどは、人気グループ「KAT-TUN」のメンバー、田口淳之介さん(26)が被害者となった。人気セレクトショップ「BEAMS」のアルバイト店員が、田口さんが都内店舗に来店した様子をツイートしたのだ。

   しかし、いつもなら「炎上」するはずの2ちゃんねるでは騒がれず、今のところ事態は収束に向かっている。さまざまな要因が考えられるが、「騒がれる前に謝罪する」という素早い店の対応も、今回功を奏した理由のひとつのようだ。

「本日カトゥーンの田口さんがお買い物に来て下さった」

BEAMSのホームページに掲載された、「お客様情報の流出に関するお詫びとご報告」
BEAMSのホームページに掲載された、「お客様情報の流出に関するお詫びとご報告」

   ことの始まりは、2012年1月中旬に「BEAMS」の店員がつぶやいた一言だ。

「本日カトゥーンの田口さんがお買い物に来て下さったらしいけど、正直どうでもよすぎるねって亀梨君ならねって先輩と話してて、 でも終わったら20万円代のまとめ買いだったらしく、予算に貢献して下さってた笑 ありがとうございます」

   このツイートはすでに削除されており、広報も「お客様の来店日時が分かってしまうので」と、正確な日時は不明だが、周辺のツイッターからの情報を総合すると、10日夜くらいかと思われる。

   これをタイムライン上で見ていた人から、「(店員が)個人情報が分かることをつぶやいている」「(田口さんに対し)そんなふざけた言い方するのはやめてください」など、7~8件の指摘があり、店側は、すぐに本人に確認。不祥事の事実を認め、ツイートの削除を進めると同時に12日付けでホームページに謝罪文を掲出した。アルバイト店員の処分については現在検討中だという。

   11年8月に、「嵐」の櫻井翔さんが宿泊したとされる部屋(のちに事務所が否定)を、ホテルの従業員が写真付きでツイートした事件に比べれば、かなり早い対応だ。

「接客業としてはお詫びしていくしかない」

   広報によれば、このアルバイト店員は決して意識的にやったものではなく、あくまで「友達とのおしゃべり」という認識だったという。

「これまでも特定の数人の友人としかやりとりしておらず、『みんなに見られるもの』とは思っていなかったようです。ツイッターは、友達とこっそり話すものではなく、町で大声でしゃべっているのと同じだ、と伝えました」

   もともと社内でガイドラインがあったこともあり、事件発覚後すぐに対応したという同社だが、「このような事件はあってはならないこと。接客業としてお詫びしていくしかない」と、声をつまらせていた。また、この一件で「会社」と「個人」の線引きの難しさを知ったとし、「本人の自覚」に任せるだけでなく、改めて、コンプライアンス意識の向上や再発防止について、ガイドラインを作成しているという。

   ネット上では、「ビームスにKAT-TUNの田口が買い物来て店員が悪口やらお買い上げ金額やらツイにupして大問題になってるらしい…ジャニーズ事務所から警告あって謝罪したらしいけど」という書き込みも見られるが、広報に聞いたところ、「現在、事務所や関係者からは特にない」とのことだった。

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