海外サイトのアンケートでロンドン五輪のオープニングで歌って欲しい歌手について聞いたところ、日本のボーカロイド、初音ミクが暫定1位となり、上位のK-POP歌手とデッドヒートを繰り広げている。
投票が行われているのは「The top tens」という海外サイト。「最も優れたロックバンドは?」「世界で最もセクシーな女性は?」といったアンケートにみんなで答えて交流するといった感じのサイトだ。
K-POP勢の独占状態に初音ミクが入り込む
現在盛り上がっているのが、「Singers You'd Like to Perform at the 2012 London Olympics Opening Ceremonies(2012年ロンドン五輪のオープニングセレモニーでパフォーマンスして欲しい歌手)」というアンケート。
2012年1月初旬の段階ではレディー・ガガさん、ジャスティン・ビーバーさんといった世界的な歌手を抑えて、1位がSUPER JUNIOR、2位BIGBANG、3位SHINeeと、なぜか韓国のK-POP勢が上位を独占していたのだが、その後、日本の初音ミクがランキングに登場し、1月17日昼頃、1位になった。
もちろん初音ミクはソフトウェアだ。そのため、一時ランキングから外されていたという情報もあるが、現在1位になっているということは生身の人間、もしくはそれに類したものとして認められたということだろうか。
「ミクは全時代で最も偉大な存在です」
コメントも多数寄せられていて、ほぼ全て英語だ。
「彼女はソフトウェアですが、私は彼女を人間のように思っています。彼女の歌は世界中で作られています」
「彼女の歌が好きだし、彼女は日本のポップスターだから投票しました。彼女はリアルな人間ではありませんが、だから面白いと思います」
「ミクは全時代で最も偉大な存在です。彼女は可愛くて、パワーがあって、縞模様のパンツを穿いています。歌声も素晴らしいです」
といった内容のものが多い。日本人が書き込んでいる可能性もあるが、海外のネットユーザーの投票も相当数あるようだ。
ただ、17日17時現在、初音ミクの得票率は11%で2位のSUPER JUNIOR(10%)と1ポイントしか違わない。SUPER JUNIORの投票コメントには「リアルな人間がコンピュータープログラムを打ち負かす!」と、初音ミクを意識していると見られるものもあり、油断は禁物だ。
初音ミクの躍進は日本のネットでも話題になり、「韓国vs世界のミクファンだな」「もう日本のミクさんじゃなくなって世界のミクさんになってるんだね…」「恥ずかしいからやめてください」といった書き込みが寄せられている。