「そんな空気が充満しているとは思わないです」
記者は
「あるとは思う」
とトーンダウンしたが、野田首相は、
「あー、ここまで私、そんな空気が充満しているとは思わないですが、少なくとも、『反なんとか』だとか『親なんとか』だとかいうのはもうやめようというのは、代表戦の時に申し上げたつもり。『誰かが何かについたら退く』といった了見の狭い政治は、やめたほうがいい。もし政策で違うのであれば、政策でものを言えばいい。『誰かさんのグループがこうだから』という議論は、あり得ないと思う」
「岡田さんが行政改革と税と社会保障の一体改革をパッケージとして責任を持っていく立場になったことで、むしろそれを期待する人の方が多いのでは」
と、一気に反論した。なお、いわゆる「話し合い解散」については、
「解散は念頭に置いておりません」
と否定した。