「前向きに生活するコツ」といった話のエッセイ本
浅田選手の母親、匡子さんは2011年12月に死去した。カナダで行われたグランプリファイナル直前のことだっただけに連日大きく報道されていた。
関係者によると「大丈夫、きっと明日はできる」は、浅田選手の「前向きに生活するコツ」といった話をまとめたエッセイ本で、自己啓発本的な要素が強い。母親に関する部分は一部だという。
「『ママ、ありがとう』といったポスターだと、本の内容は違うのに、母親へのメッセージブックだと勘違いされてしまうし、母親の死を売り物にしていると思われてしまいます」
ということらしく、浅田選手本人の希望で中止になったという。
ポプラ社広報によると、同書が日を改めて発売されるかどうかは「未定」。発売中止となったことで、これまで同書にかけていた販促費用などが無駄になってしまうが、浅田選手側に損害賠償を請求するということは「全く考えていません」としている。
ポプラ社といえば、最近は2010年に第5回ポプラ社大賞を受賞した俳優・水嶋ヒロさんの小説「KAGEROU」を出版して話題になった。今回の浅田選手の件も2ちゃんねるやツイッターで話題になり、
「無難な宣伝をしていれば浅田真央の本というだけでも十分売れたのに」
「これは真央ちゃんが正しい」
「この若さで、流されないのはいい事だ」
「『KAGEROU』に続き浅田真央、ポプラ社のイメージが悪くなっていく」
といった反応が寄せられていた。