「祥子」は「ひょっとしたら何かもじっているかも知れない」
その上で、俳優の松尾貴史さんがネーミングについて言及した。
「偽名の『祥子』という名前も、ひょっとしたら何かもじっているかも知れないと思うと…。そういう帰依みたいなものが残っているのかなぁと…」
教団との関わりが続いている可能性をほのめかすと、羽鳥アナが引き取り、
「『麻原彰晃』の『彰晃』ということですか?そこでまだ、(帰依が)取れてないということがうかがえる」
と、まとめた。
ネット上にも同様の疑問を持っている人はいるようだ。「ヤフー知恵袋」に立てられたスレッドでは、
「ショーコ、ショーコ、とかゆう不気味なオーム教団ソングがありましたよねえ?」
「偽名が朝倉祥子(しょうこ)なら笑っちゃいますね!」
といった声もあがっている。
斎藤容疑者は前出の逮捕後のコメントの中で、
「教団では教祖麻原は絶対者でした。人の全ての輪廻転生(りんねてんせい)を握っていると信じ切っておりました」
「(平田容疑者と斎藤容疑者)2人は麻原の法廷での態度に失望しました」
と、松本死刑囚への決別を宣言している。ただ、偽名で保険証を申請したとされる00年時点で、斎藤容疑者が松本死刑囚の法廷での様子を把握していたかどうかは不明だ。松本死刑囚と決別が本物かどうか、あるいはいつ決別したのか、今後の斎藤容疑者の裁判で問われることになりそうだ。