モーニング娘。の道重さゆみさんが、自身のラジオ番組でアイドル歌手らしからぬ「衝撃の告白」をした。
問題発言が放送されたのは2012年1月7日放送のCBCラジオ「サタデーティーンズナイト モーニング娘。道重さゆみの今夜もうさちゃんピース」だ。
「歌は歌詞を音読すればいいと思ってた」
リスナーからのメールで「小学校の音楽の成績はどれくらいでしたか」と質問された道重さんは、「音楽の成績超悪かったですよ」とコメントした。小学校の通知表は5段階評価でなく「よくできました」「できました」「もう少し」の3段階だったが、音楽と体育はいつも「もう少し」の評価をされていたという。
なぜ音楽の成績が悪かったかというと、当時「歌に音程があることを知らなかった」から。授業では1人ずつ歌を発表しなければならないが、「歌は歌詞を読めばいいだけだと思っていた」道重さんはみんなが歌を練習している中、何を覚えたらいいのかわからなかったというのだ。
「グリーングリーン」を例にとり、最初の「グリーン」までは歌えるのだが、その後の音がわからなくなり「グリーン 青空には小鳥が歌い」以降は音読になってしまう。自分では「これ歌ってないな」という感覚はあり、教室が悪い空気になっているのも気付いているのだが、音程の取り方がわからないのでどうすることもできなかったと話した。
つんく♂も「歌は上手じゃない」と評価
道重さんの歌唱力はこれまでたびたび話題になっていた。2010年12月にブログで「歌うことは好きだが、ただ音程がとれない」などと書き、読者から「結構大きな問題な気が…」「アイドルとしてどーなの?」というコメントが寄せられた。
11年12月に行われた「モーニング娘。プレゼンツ 道重さゆみ・田中れいな プレミアムクリスマスディナーショー」ではPerfumeの「ナチュラルに恋して」を生歌・生バンドで披露した。この音源がYouTubeにアップロードされると、2ちゃんねるで「道重が唄うPerfumeのナチュラルに恋してがかなり酷い件wwwwwwwwwwwww」というスレッドが立てられ、「どうやったらここまで下手に歌えるんだろう」「音程の上げ下げできない病気なの?」と酷評された。道重さんのファンは「歌がうまかったらさゆのよさが半減」「パフュームも口パクなのに生バンで偉いよ」などと擁護している。
道重さんは02年に行われたモーニング娘。第6期メンバー募集オーディションに合格した。オーディションではモーニング娘。の「Do it! Now」を歌ったが、プロデューサーのつんく♂さんは「正直歌は全然上手じゃない」と評価しており、関係者やファンは道重さんが歌を苦手としていることは公然の事実として受け止めているようだ。
音程が取れないのはアイドルとして致命的に思えるが、ある20代の男性ファンは道重さんについて「道重さんは歌が下手なことを自覚しているし、『歌割り(曲の中でソロで歌えるパートのこと)少ない』と自虐もしているところに好感が持てる。テレビではぶりっ子やウザいキャラとして知られているが、ラジオなどを聞けばとても真面目な子だとわかるし、そのギャップが彼女の魅力だと思う」と話してくれた。