「下剤ダイエットで血が出た」 加藤紀子が衝撃の告白

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5キロはやせられるというが…

   時計台記念病院の宇野良治医師は、下剤のダイエット効果について、「確かに、5キロはやせることができると思います」と話す。

   しかし、それは栄養障害の結果だというのだ。

「多用すると、便秘が悪化したりして、ますます頼るようになります。また、腎機能も悪くなります。東北大の研究データでは、下剤を飲んでいる人は、大腸ガンにかかるケースが、数倍とまではいかないまでも、明らかな有意差が出ています。また、動物実験では、長期間の下剤服用による発ガン性が確かめられています」

   ダイエットで食事制限して便が出なくなり、腸に溜まっていると思って下剤を飲み出すケースが多いという。

   下剤は1日2、3錠が限度で、加藤紀子さんが7、8錠飲むのはかなり多いと指摘する。「血が出た」というのは、血便ではないかという。状況が分からないので何とも言えないとしながらも、便秘が悪化したのだとすると、症状は相当悪かった可能性があるとしている。

   下剤ダイエットは、古くは明治時代からあったといい、口コミで広がっているとみる。芸能人では、亡き美空ひばりや高峰三枝子も下剤茶などのダイエットが死期を早めたとも報じられており、宇野医師は、「多用しているのは若い女性に限らず、団塊の世代にも多いんですよ。入口の段階で食い止めないと、慢性化の中毒症状になって体がボロボロになります」と警告する。

「摂食障害の予備軍として、副作用が少ない薬を長期間飲んでもらって治療しなければならなくなります。ダイエットに王道はなく、基本は、少なめでバランスのよい食事と適度な運動を心がけるしかありません」
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