財務省は、2012年度に発行する2兆6823億円の「復興国債」のうち、93.2%にあたる2兆5000億円分を個人投資家向けに振り向ける。
すでに11年度分を発売しているが、「好調に推移している」(財務省)という。個人投資家の被災地支援の意識が高いことに加えて、直近発行分の利率が5年物で0.33%と銀行の定期預金よりも適用利率が高いこともある。
購入方法は通常の個人向け国債と同様で、銀行や証券会社の窓口で1万円以上(1万円単位)から買える。
個人投資家は国債を満期保有する傾向があり、財務省としても復興国債の個人保有比率が上昇すれば債券市場が安定する効果が見込める。