「K-POPはアメリカのパクリ」「(日本が)嫌だったら出てけ!」。タレントのマツコ・デラックスさん(39)がこう叫ぶ様子がフジテレビの番組宣伝で繰り返し流れ、ネット上で様々な憶測を呼んでいる。韓流偏重批判にさらされたフジに、どんな思惑があるのか。
この番宣は、2012年1月5日昼放送のバラエティ番組「なかよしテレビ」の中で放送された。
「受け入れてやってんだよ、こっちは!」
日中韓などの著名人がお国自慢でバトルを繰り広げるというのが番組の趣旨だ。17日から夜のゴールデンタイムに進出することになり、その番宣でマツコ・デラックスさんが韓流に噛みつくシーンが流されたのだ。
バトルは、在日韓国人の作家という男性がこうお国自慢をすることで始まった。
「あの例えるならば、日本の芸能界は、えーと草野球レベル。韓国の芸能界はプロ野球レベル」
これに対し、マツコさんは「全然納得できない」と叫び、「結局は私ね、K-POPとか見てると、アメリカのパクリにしか見えないの」と反論したのだ。
男性はそれを認めながらも、「米国の市場に今、K-POPは上陸したんですよ」と説明した。米音楽チャート「ビルボード」にK-POPのランキングがあり、男性は「J-POPはそこまですら行けてない」と主張した。
それでも日韓で言い合いになり、マツコさんは、日本はK-POPを含め世界の文化を受け入れているとし、烈火のごとく目を怒らせてこう叫んだ。
「これだけ懐の深い国がどこにあるんだよ、ほかに。出てけ!嫌だったら出てけ!受け入れてやってんだよ、こっちは!」
男性らが呆気に取られる様子が映された後、この番宣は終わった。
韓流偏重批判が強い2ちゃんねるでは、マツコさんの発言に驚きの声が上がっている。