「会社の考えに染まってしまっている」
紳助さんの復帰は本当に望まれていることなのだろうか。芸能評論家の肥留間正明さんは「ウソでしょ」と一蹴する。
「吉本興業は暴力団との関係について、会社として深く考えていない。紳助さんの問題も『この程度のこと』と考えているんじゃないでしょうか」
さらに、後輩たちの「帰ってこいコール」にも疑問を隠さない。
「紳助さんは後輩いじめや理不尽に怒ることから吉本の中で一番嫌われていたのに、若い芸人は主体性がなくて、売れている人に対してゴマをすらざるを得ない。会社の考えに染まってしまっている。本来なら芸人は一匹狼であるべきで、紳助さんがいなくなって自分の仕事が増える、喜ばしい事だと考えなければならないのに、芸人同士で仲良しごっこをしてどうするんだと思いますよ。現時点では仲間内のしかもごく一部がそういう声をあげているだけで紳助待望論なんてとんでもない」