自らを「マグロ大王」と名乗る社長
「すしざんまい」の木村社長は、15歳で航空自衛隊に入隊。その後退官して大学在学中に水産の世界に転じたというユニークな経歴の持ち主だ。1979年に「木村商店」を創業。お弁当や寿司ネタなどの製造・販売、2001年に築地場外に「すしざんまい 本店」をオープンした。
24時間営業で、銀座に近い立地から接待帰りのビジネスマンやホステスらが立ち寄った。安価で明朗会計を打ち出し、高級なイメージのある寿司店の敷居を低くして、寿司ブームにも乗って繁盛した。
「すしざんまい」は「マグロが自慢」で、200キログラムを超える本マグロの解体ショーが売りものでもある。また、木村社長は自らを「マグロ大王」と名乗り、大好きなにぎりはマグロの赤身という。
夢は「皆様に幸せになってもらうこと!」と語り、趣味は「人を喜ばせること」や「自分の知らないものに対して、好奇心をもって調べること」。「日本のすし文化を世界に広げていきたい」を目標にしている。