駅伝だけでなく、大学全体の改革必要
箱根駅伝との連動性では、2011年優勝の早稲田大学もその年、入学志望者数を減らした。「過去、山梨学院大学や神奈川大学も優勝していますが、志望者数とは連動していません」と指摘し、最近力をつけてきた城西大学や中央学院大学も志望者数を減らしていて、「城西大は2003年の約8000人、中央学院大も同年の約1000人と比べると半減しています」(代ゼミ)という。
さらに、代々木ゼミナールはこう説明する。
「大学改革への姿勢が現れていて、それが評価されていると思われます。スポーツへの考え方もその一つですが、学費などの経済的な支援、施設や設備の充実、学業や就職などの幅広いところでの指導体制と、教育や入試、広報などのさまざまな要件が学生にきちんと向けられているかが問われています」
駅伝の成績だけよくてもダメ、ということらしい。