逃走経路などは不明
平田容疑者は1995年2月に発生したオウム真理教による目黒公証役場事務長、仮谷清志さん拉致事件に関与した疑いで特別手配され、約17年に及ぶ逃亡生活を続けていた。突然の出頭については、自分の裁判が開かれると、事実の解明のためにすでに死刑が確定した松本死刑囚ら主要メンバーの出廷が必要になる可能性があり、彼らの死刑執行を遅らせることを狙ったのではないかという憶測も流れていた。
しかしながら、滝本弁護士と接見し、「教祖の死刑は当然」などと語ったことで、逃走経路や資金など不明点は多いものの、すでにかつての教団組織から完全に離脱している公算が強まった。
なお、FNN(フジテレビ系)の報道によると、平田容疑者は、同じく特別手配されている高橋克也容疑者と菊地直子容疑者の2人の行方について「私は知らない」などと話しているという。