朝日新聞原発報道で軌道修正? 「科学的な知見」にも目を向ける連載

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これまでは「安全神話」の連載や脱原発の主張が中心

   朝日新聞の記事はこれまで「脱原発」の主張が中心で、朝刊で人類に火を与えたとされるギリシャ神話の神族の名を冠した「プロメテウスの罠」、夕刊では「原発とメディア」という連載も続けてきた。いずれも「安全神話」が作られた背景に迫ったもので、今回の「リスク連載」が始まったことに対して、「風向きが変わった可能性がある」「マッチポンプ」と、さまざまな受け止め方があるようだ。

   一方の毎日新聞も「3・11を経て リスクと向き合う」と題した連載を始めた。同じ「リスク」という単語を使っていても、両紙では大きく方向性が違っている。

   毎日連載では、12月30日には日本の火山が大噴火する可能性、31日には「震災後も自然災害への備えを変えていない人の46%に上る」とする世論調査の結果を取り上げている。

   大手新聞では「脱原発」派が朝日と毎日で、読売、産経、日経はどちらかというと原発に理解を示していた。

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