AKB48が大みそか恒例の紅白歌合戦で披露するステージに、前代未聞の「210人体制」で臨むことが明らかになった。
2010年と比べて姉妹グループが増えたことが主な理由だが、今後も新たなグループが立ち上がることが明らかになっており、ステージの巨大化は続きそうだ。
ヒット曲3曲のメドレーを披露
AKB48の紅白出場は4回目。今回の紅白では、「紅白2011 AKB48スペシャルMIX ~がんばろう日本!~」を披露することになっており、具体的には、ヒット曲「風は吹いている」「フライングゲット」「Everyday、カチューシャ」のメドレーになっている。2011年12月29日のリハーサルの前段階にあたる「音合わせ」では、ステージいっぱいにメンバーがパフォーマンスを披露した。
2010年のステージは130人で臨んだが、今回のステージは6割増の210人だという。従来のSKE48(名古屋)、NMB48(大阪)、お姉さんグループに当たるSDN48に加えて、11年は新たにHKT48(博多)、JKT48(ジャカルタ)が参戦したためだ。
囲み取材では、高橋みなみさん(20)が
「『210人も、あのステージに上がれるんだ!』と思いました。大人数ならではのパワフルさを生かせれば」
と意気込む一方、前田敦子さん(20)は
「いやー、まだ完璧ではないですよねー。後ろを振り返ると人だらけ。明日(のリハーサル)もあるので、完璧にやれるようにしたいです」
と気を引き締めていた。
大島優子「NHKさんには大きなステージを作っていただかないと…」
2012年の抱負を聞かれると、大島優子さん(23)は、
「台湾の台北にTPE48もできたし、アジアでライブをやりたいですね。1年に(メンバーが)100人ずつ増えていくと思うので、NHKさんには、それだけ(大きな)ステージを作っていただかないと…」
と苦笑していた。
AKB48以外にも、
「今年は2年目。去年は家族も友達もみんな喜んでくれた。今年はみんなに(思いを)届けられるように歌いたい」(西野カナさん)
「紅白でKARAの名前が広がるのが嬉しい」(KARA・ジヨンさん)
と、「新勢力」ともいえるアーティストたちからの紅白にかける意気込みが相次いだ。
なお、KARAは29日夜には韓国でテレビに生出演し、30日には再び日本に戻って紅白のリハーサルに臨むという強行軍だという。