「美人は3日で飽きるはウソ」 森川早大教授説に賛同の声

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   美人は3日で飽きる――。都市伝説ともされるこんな俗説を、恋愛研究で知られる森川友義早大教授がウソだと否定して、ネット上で反響を集めている。

   独自の恋愛論を繰り出す森川友義教授は、しばしばその発言がネット上で注目される。2か月前には、経済誌のインタビューで「生物としての女性の魅力は、19~20歳がピーク」などと発言して波紋を呼んだ。

ウソは「美人でない人々が作った」

発言が話題に
発言が話題に

   今回話題になったのは、週刊プレイボーイのインタビューだ。2011年12月19日のサイト記事によると、美人3日説について、森川教授は真っ向からこう否定した。

「おそらくこれは美人でない人々が作った嘘でしょう」

   そのうえで、森川教授は、「見かけの良さが体臭の良さ、性格の良さ、卵子の良さに連動している」として、男性がそれを追うのは当然だと擁護した。

   「ブスは3日で慣れる」という俗説についても、同様なウソだとし、時間が経っても「両者の魅力度が逆転することはありません」と述べた。ただ、森川教授は、経済学の限界効用逓減の法則になぞらえて、美人でも毎日見ていると徐々に満足度が薄れていくため、関係を長続きさせるには「見かけ以上のものが必要」だと指摘した。

   こうした主張について、2ちゃんねるでは、「3日もそばにいると合コン即却下レベルが意外とアリになることもある」「最終的には、性格のよさだろ」などと疑問の声もある。しかし、賛同の書き込みは多く、「ですよね」「痛快だな」「美人が三日で飽きるなら、ブスは一目で飽きるわ」といった声が相次いでいる。

   美人は性格もよいとしたことについては、「かわいい娘には生まれた時からみんな朗らかに接するからな ひねくれた性格になりづらいってのはあるだろう」との声があった。一方で、美人への要求も多いことから、「【結論】 美人で性格が良い人が1番」などといった指摘も出ている。

「それ以上に性格や健康などを重視」

   「美人は3日で飽きるはウソ」というのは、何かデータ的な裏付けがあるのだろうか。

   結婚情報サービス会社「オーネット」では、2011年9月に20~40代の未婚男性約900人にネット上で意識調査を行った。それによると、結婚相手を選ぶ際に重視することとして、複数回答可で女性の「容姿」を挙げた男性が74.8%にも上った。一方、女性の「性格」を挙げたのが最も多く、97.1%だった。次いで「愛情」「育児・家事能力」「健康」と続き、容姿は5番目になっている。

   この調査結果について、広報担当者は、「3日見れば飽きる、というのは違うと言えば違いますね」と、森川友義教授同様に美人3日説に否定的な見方を示した。そのうえで、「きれいに越したことはないけれど、それ以上に性格や健康などを重視していることだと思います」と話した。

   ほかのネット調査を見ても、同様な結果が多いようだ。就職情報会社「マイナビ」が運営するサイト「escala cafe」では、10月に20代を中心にした若い男性約300人に聞いた結果として、女性に対して重要だと考えるのが「見た目」が27.1%、「性格」が72.9%を占めた。サイトでは、「どちらかというと性格を重視しているけれど、ある程度は自分好みの見た目であることも大切だと思っている男性もいるようです」と分析している。

   結局、美人3日説は当たっていない可能性が大きいが、必ずしも美人でなければいけないということでもないようだ。

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