野村證券がネットで飛び交う「破綻説」ついて法的措置を検討していると明らかにした件で、「おそらく野村証券は、すぐにもつぶれるでしょう」などと書いていた評論家の副島隆彦氏が新たにコメントをした。
2011年12月26日朝、自身のサイトの会員限定掲示板に「私に対して、野村證券が『法的な対応を検討して』いるそうです。受けて立ちます」と投稿。野村證券破綻説は最近言い出したものではなく「私の金融・経済本は、きちんとすべて、必ずビジネス書のベストセラーの1位か2位ぐらいに入る。それらにこの数年、ずっと書いている」とする。
副島氏の言葉が「風説の流布」に該当するかどうかについては、「憲法21条の言論の自由の強さを知るべきである」と主張する。まだ野村證券側から副島氏に対して連絡がないといい「さっさと野村證券の顧問弁護士からの内容証明付きの郵便が、私に届くようにしなさい」「私のことを法律の知識の素人だと思わないほうがいい」としている。
野村證券は25日に、「評論家と名乗る人物が、ネット上にて断定的に当社の破綻について語っているようですが、根拠のない憶測であり、現在、法的な対応を検討しております」とツイッターに投稿。「評論家と名乗る人物」は副島氏のことではないかと見られていた。