天皇・皇后両陛下「3.11」異例づくめの行動 「水仙」「浜菊」が被災者へメッセージ

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

郵便配達の姿に「復興は始まっている」

   皇后・美智子さまが立ち直るきっかけは3月20日のニュースで報じられた、被災地で一人ひとりに声をかけて手紙を届ける郵便配達の姿で、美智子さまはこのとき、「復興は始まっている」と、「希望」を強くもったようだ。旧知の友人や知人に連絡をとりながら、震災の状況を、自ら情報収集されたという。

   4月に訪れた仙台市の宮城野体育館では、被災者が大津波に見舞われながらも花を咲かせたという自宅跡地の水仙を花束にし、「この水仙のように頑張りますから」と言って美智子さまに手渡した。

   美智子さまは阪神・淡路大震災のお見舞いのとき、皇居で摘んだ水仙を焼け跡に手向けられたことがある。水仙の花が「復興の象徴」といわれる所以だ。

   また、2006年に岩手県大槌町を訪れた両陛下は、宿泊したホテルから見えた、小さく可憐な自生の「浜菊」がお気に入りだったが、いまは震災による地盤沈下で海に沈んでしまって見られなくなった。

   その浜菊の花言葉は、「逆境に立ち向かう」。美智子さまは喜寿のお誕生日に、浜菊を愛でる姿を「撮影してほしい」と依頼してテレビで放映。被災者へのメッセージだった。

1 2
姉妹サイト