「居酒屋というよりトイレに張ることに意味がある」
話題になっているポスターはワーホリをサポートしている組織の一つ、「特定非営利活動法人 国際イノベーションセンター 渋谷ワーホリプラザ」によるものだ。いったいなぜ、居酒屋のトイレという場所が選ばれているのか。同団体に話を聞いてみたところ、このポスターはいつ、どこに行けばいいのか、お金はいくらかかるかなど何も決まっていない、わからないけれど漠然と興味があるという人をターゲットとしている。
「これを見て問い合わせてきた人にワーキング・ホリデーについて詳しくお知らせするのが私たちの仕事です。トイレという1人になれる空間で一息ついた時に、ふと興味を持った人が問い合わせられるようにしています。居酒屋というよりはむしろトイレに張っていることに意味があるのです」
都内では居酒屋、ラーメン店などの飲食店中心に6000~6500か所に張っていて、9割以上がトイレの中だそうだ。店舗に直接持ち込んで無料で張ってもらっており、バイトの学生が関わっているわけではないという。