韓国大統領が来日する
ウィーン条約は、外国公館の安寧や威厳が損なわれることを防止する措置を義務付けているが、韓国外交通商部は「条約上の問題はなし」との考えを示している。
産経新聞の12月15日付朝刊報道などによると、現地の鐘路区は当初、碑の設置を許可していたが、結局は正式な許可は出さなかったという。産経新聞は、区は今では「無断設置は違法」としており、「罪に問われる可能性もある」と報じている。
今回の像の設置は、電気カッターで歩道ブロックを切断し、コンクリートの台までつくる本格的な作業だった。
ところで、仮に日本国内の公道で、無断でブロンズ像を設置したらどうなるのだろうか。
東京都建設局などによると、道路法に基付き、撤去警告の張り紙を一定期間した上、応じなければ強制的に撤去する。
像の設置許可(道路占用許可)を取ろうとしても、個人や団体に対しては出ない。国や地方公共団体のお墨付きが必要だ。
韓国の李明博大統領が12月17日に来日する。野田佳彦首相は、少女像撤去問題を切り出すだろうか。聯合ニュースの15日の報道によると、日韓首脳会談の場で、李大統領が「従軍慰安婦問題」を取り上げる、と政府当局者が述べたという。