バス運転手ファミレストイレに駆け込む 遅れは1分半「新聞記事にする必要あるのか」

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過去に記事化されたのはオーバーランなど「実害」がでている

   なお、過去にも似たケースはあるが、いずれもある意味で「実害」が出ていて、ここが今回とは違う。

   11年8月には、札幌発新千歳空港行きの普通列車の運転士が、トイレに行きたくなったことから注意力が散漫になり、ブレーキをかけるのが遅れた。このため、島松駅(北海道恵庭市)の停車駅を160メートル過ぎて停車。列車をバックさせるなどしたため、5分の遅れが出た。

   05年6月には、横浜市営地下鉄の運転手が同様の理由で仲町台駅(都筑区)を約100メートルオーバーランし50秒程度の遅れが出ている。

   93年7月のケースはかなり悪質だ。東武鉄道の太田発浅草行き準急電車で運転士の気分が悪くなり、定められた速度で走ることができずに足利市駅(栃木県足利市)に8分遅れで到着した。運転手はトイレに駆け込み20分後に戻ったが、息が酒臭く酒気帯びだったため、駅員が運転士を交代させた、43分遅れで電車は出発した。当時の新聞では、この酒気帯びの運転士は実名で報道されている。

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