欧州合同原子核研究機関(CERN、スイス)は2011年12月13日、「ヒッグス粒子」の「発見に向け大きな進展があった」と発表した。
ヒッグス粒子は、物質の「重さ」の起源となったとされ、素粒子物理学の「標準理論」でその存在が予言された素粒子の中で、唯一見つかっていない。CERNは、まだ「発見」と呼ぶには十分な段階ではないが、2012年中には確認できる見通しが立ったとの見方を示した。
ちなみに、CERN会見を伝える各マスコミのニュース見出し(ネット版)を見比べてみると、「存在の兆候つかむ」(朝日新聞)、「存在確認に手がかり」(毎日新聞)、「99.98%の確率で見つけた」(読売新聞)、「発見へ『大きな進展』」(NHK)などとなっている。