サッカー「岡ちゃん」中国へ 杭州のプロチーム監督が濃厚

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海外ではシンクロ、レスリング、フィギュアのコーチ

   日本人指導者が中国で活躍する例として有名なのは、シンクロナイズドスイミングの井村雅代氏だ。日本代表のコーチとして1984年のロサンゼルス五輪以降、多くのメダリストを育ててきた。2004年のアテネ五輪終了後、中国代表のコーチに就任。2008年の北京五輪団体では、古巣の日本代表を破って銅メダルに輝く躍進をみせた。

   世界に目をやると、同じシンクロ競技でスペイン代表チームを北京五輪団体銀メダルに導き、現在は米国代表を率いる藤木麻祐子氏、レスリングのアフガニスタン代表コーチとしてアテネ五輪に出場した赤石光生氏、米国の男子フィギュアスケーター、ジェレミー・アボット選手を指導する佐藤有香氏らがいる。しかし、日本人が国際的に高い水準で監督やコーチを務めるケースはまだ少ない。この点、岡田氏は代表とクラブチームそれぞれで好結果を残してきた。気が早いが杭州緑城の次は中国代表監督、という道筋も想像できる。

   W杯南ア大会前、劣勢が伝えられる中「世界を驚かす覚悟がある」と強豪国を破ってベスト16に進出した岡田氏。杭州緑城の監督に就任する意味について、「国レベルではできないことができるかもしれない」と日刊スポーツのインタビューで意気込みを語っていた。数年先を見据えた岡田監督の「答え」は、12月16日にも記者会見で明らかになる模様だ。

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