「お前が言うな」「万死に値する」 鳩山元首相「辺野古以外」発言に大反発

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藤村官房長官も困惑気味

   ネットの2ちゃんねるやツイッターをみると、「どの面下げて言ってんだろな」「日本中の『お前が言うな』が聞こえる」「『お前が言うな大賞』決定」などと、怒ったりあきれたりしているコメントが相次いでいる。

   鳩山氏は、2009年の「政権交代衆院選」の直前、自民党を皮肉るように「首相まできわめた人がその後、影響力を行使することが政治の混乱を招いている」と批判し、自分はそうはならないと訴えた。

   そして10年6月の首相退陣の際にも「総理たるもの、その影響力をその後行使しては、行使し過ぎてはいけない」「従って私は次の総選挙には出馬は致しません」とテレビカメラの前で力強く語った。

   しかし、その後軌道修正を続け、同年12月には「(次期選挙での)政界引退」を撤回し、批判を浴びた。

   今回の鳩山発言に関する質問を受け、藤村修官房長官は12月6日の参院外交防衛委員会で、「どういうことか真意を聞きたい」と答弁した。「さまざまに模索し、既に探し尽くした」との見解も示し、困惑ぶりを露わにした。

   まさに鳩山氏のかつての発言通り、首相経験者の発言が「政治の混乱を招いている」典型例のようだ。

   もっとも、辺野古への移設について、「米国側も実は、辺野古は困難とみてグアム移転への変更を模索している」などの指摘が出ているのも事実だ。民主党の川内博史衆院議員は6日のツイッターで、同様の指摘を行い、鳩山発言を擁護している。

   しかし、「辺野古以外」の模索については、「鳩山氏抜き」で議論した方が実りがありそうな情勢だ。

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