野田政権「行き詰まり」の様相 「小沢派」閣僚簡単には切れない

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「一川防衛相、交代すべき87%」の調査結果

   「消費増税への賛否を軸に政界再編ができないか」と国民新党の亀井静香代表が、小沢派を巻き込みつつ水面下の動きを活発化させており、産経新聞などが報じている。

   また、亀井氏の動きとは別に、小沢氏も独自の新党構想を練っているとも指摘されている。

   小沢元代表が新党結成に舵を切るのか、それとも野田首相を引きずり降ろし、消費増税に慎重な「新民主党代表」誕生に向けて動くのかは不透明だ。しかし、いずれにせよ、野田政権が苦境に陥るのは、小沢派にとってはむしろ歓迎、なのかもしれない。

   「簡単には切れない」別の要因として、一川防衛相をかばっている輿石東・民主党幹事長の「メンツ」の問題を指摘する声もある。

   小沢氏に近い輿石幹事長は、党参院議員会長でもあり、一川防衛相は「参院枠」の入閣という一面も持っているからだ。参院議員会長として、一川氏を閣僚に推したメンツはどうなる、というわけだ。

   実際、民主党内には、一時は自発的辞任に傾きかけた一川氏を輿石氏らが辞めないよう説得した、との見方も流れている。

   インターネット上では、問責決議騒動について、「(自民党は)反対ばかりしていた旧社会党みたい」「うんざり」といった否定的な声もある。一方、一川防衛相を「交代すべきか」を質問したヤフー(YAHOO!)意識調査を見ると、12月3日のスタートから5日夕までに2万5000件超の回答が寄せられ、「交代すべき」が87%と、「交代する必要はない」11%を大きく上回っている。

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