公的年金の運用、3兆7000億円を損失 7~9月期

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   年金積立管理運用独立行政法人(GPIF)は、欧州危機に伴う世界的な株安や円高によって株式と外国債券での運用が振るわず、2011年7~9月期の資産運用で3兆7326億円の損失を計上したと、12月2日に発表した。

   運用資産額は6月末から約4兆9000億円減少し、108兆8000億円となった。GPIFは、年金給付に直ちに影響はないとしている。ただ、運用資産が目減りすれば、運用で得られる収益が少なくなる恐れがある。

   運用資産別では、外国株式が2兆7350億円を損失。欧米株の低迷が響いたほか、国内株式でも1兆2698億円の損失を計上した。

   GPIFは公的年金(厚生年金や国民年金)の積立金を運用している。

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