AKB48の派生ユニット「渡り廊下走り隊7(セブン)」の新曲発売記念イベントが2011年12月3日、よみうりランド(東京都稲城市)で開かれた。早朝からの強い雨の中、約3500人のファンがつめかけた。
雨の強さを気にしてか、「雨女」の渡辺麻友さん(17)は、「私が雨を降らせてしまった」と恐縮していた。
終盤は「雨を吹き飛ばすようなライブ」に
新曲イベントに姿を見せた「渡り廊下走り隊7(セブン)」。左から小森美果さん(17)、平嶋夏海さん(19)、多田愛佳さん(16)、渡辺麻友さん(17)、仲川遥香さん(19)、菊地あやかさん(18)、岩佐美咲さん(16)
イベントは、11月30日に発売されたばかりの「希望山脈」の発売を記念したもので、AKB48の派生ユニットが、よみうりランドで新曲イベントを開くのは初めて。白いサンタの衣装に身をつつんだメンバー7人は、アンコールを含む5曲をファンに披露。新曲は人気アニメ「クレヨンしんちゃん」のオープニングテーマに採用されていることから、終盤には主人公の「のはらしんのすけ」も登場し、ファンを沸かせた。
イベント後の囲み取材では、センターポジションの「まゆゆ」こと渡辺麻友さんは、
「みんなで山脈をつくる振り付けがあり、それがきれいで感動しました」
と、観客との一体感に満足した様子。
イベント当初は雨脚が強かったことを受け、「私は雨女なので、雨を降らせてしまった」と少し申し訳なさそうに話したが、終盤には雨も弱まったことから
「雨を吹き飛ばすようなライブになって、いい思い出になりました」と笑顔を見せていた。
AKB48の「雨女」と言えば柏木由紀さん(20)が有名だが、ネット上では、渡辺麻友さんの「雨女」ぶりも指摘されてきた。今回の雨でまた「雨女伝説」を強めてしまったようだ。
また、仲川遥香さん(19)は、
「渡り廊下(走り隊7)の振り付けは、誰でもできるようになっているので、どの(AKB48の派生)ユニットよりも、小さい子から大人の方まで盛り上がりやすくなっています。みんなで盛り上がっていければ」
と新曲をアピールしていた。
AKB48は11月30日、NHK紅白歌合戦に3回連続4回目の出場を決めており、メンバーからは
「(ジャカルタの)JKT48や(福岡の)HKT48も呼んじゃう?」
との声も。10年末の紅白は名古屋のSKE48や大阪のNMB48を含む総勢130人の大所帯で舞台に臨んだAKB48。11年は、これを上回る規模になる可能性もありそうだ。