『ゴーマニズム宣言』などで知られる漫画家の小林よしのりさん(58)が、AKB48に夢中だ。選抜総選挙の会場に行ったり、メンバーの「処女喪失」シーンにショックを受けたりするなど、かなりのはまりっぷりでネットでも話題になっている。
2011年11月23日、小林さん主催の言論サークル「ゴー宣道場」HPに「よしりんはゆきりんに会いました」というブログ記事が掲載された。
大島優子の「処女喪失」にショック受ける
なんでも、AKBのナンバー3、柏木由紀さんに会う機会があった。小林さんにとっては「この世に一人の天使」だといい、「小顔で目が吸い込まれそうに清らかで、ウエストが細かったっーっ」と興奮気味だ。元々は大島優子さんが大好きだったが、
「大島優子がバージン捨てて、くだらん男と付き合ったりしてるから、わしはものすごく失望してたんだ。そんなわしの心の隙間にするっとゆきりんが入り込んでしまった。もうだめだ。今後はゆきりん推しでいくしかないっ!!」
と書いている。
大島さんは10月からフジテレビの月9ドラマ「私が恋愛できない理由」に出演しており、大島さん演じる人物が処女喪失するシーンがあった。ファンはフィクションの世界のことにも関わらず大きく落胆していたが、小林さんも同様だったようだ。
「民主党の代表選なんか屁みたいなものだ。勝手にやってろ」
小林さんは元々、韓国や中国に強気な保守的な言論で知られ、ネットでも高い人気があった。しかし、10月に言論サイト「ブロゴス」掲載されたインタビューの中で、フジテレビへの反韓流デモを批判。さらに「なんかもう国家論やめたくなった」とまで話し、物議を醸していた。
ここ最近はずっとAKB48にはまっているようで、8月の誕生日にはAKBのDVDセットをもらって歓喜し、同月発売されたシングル「フライングゲット」が初日で100万枚を突破したときも「まだその魅力がわからない者がいるのが不思議である。 一体どこまで感性が鈍磨してるのだろう?」とブログに書いていた。
6月には、第3回AKB総選挙の会場に行ってきたと報告している。「いやあ、感動した。一瞬たりとも目を離すことはできなかった」と興奮する一方で、「民主党の代表選なんか屁みたいなものだ。勝手にやってろですよ。いい大人があんなくだらない国政選挙に関心を持ったり、誰が総理になるか予想してる方がバカバカしい」。
前出のインタビューでは、「ずっと(国家論を)やってきたけど、これで変えられるかなっていうのが。なんか難しくなってきたな」「わしだってやっぱりもっといろんな表現をしたいよ(笑)」と語っていたが、本当に政治と距離を置きたいようだ。11月22日に発売されたばかりの新刊『本家ゴーマニズム宣言2』でもAKBに関する対談を収録している。
ネットでも以前から話題になっていて、AKBファンスレッドでは、「AKB批判してる芸能人よりよっぽど好印象だな よしりんは結構ミーハーで素直な感受性の持ち主」といった声が出ていたが、それ以外のところでは「あんだけ品格とかうるさいくせに秋元の拝金主義叩かないって」「いままで散々ドヤ顔で女を語ってたのに全部台無しだな」「いくら何でもほめ杉だろ で後から得意の掌返しすんじゃねーのか」といった書き込みが寄せられていた。