トヨタ自動車が、独BMWと環境分野での提携交渉を進めていることが2011年11月26日、明らかになった。
トヨタはBMWから環境性能の高いディーゼルエンジンの供給を受け、欧州の自社工場などで生産する中型車に搭載。エコカーとしてディーゼル車が主流の欧州では、トヨタの販売台数は10年で約80万台、シェアは約6%にとどまっており、BMWのエンジンを積んだ低燃費車投入で販売力を強化する。同時に自社の経営資源をハイブリッド車(HV)などの技術開発に注力する狙いだ。
また、BMWはトヨタにディーゼルエンジンを供給することで、量産効果によるコスト削減のメリットがある。また、トヨタが得意とするHV技術の提携も検討中。