カタログハウス「CMは、あくまで秋冬号の宣伝のため」
今回の問題をめぐっては、コラムニストの天野祐吉さんも、11月21日に更新したブログの中で、
「ま、テレビは政治的な意見広告を扱わないことになっているので、これを政治的な意見広告と判断したんでしょうが、さて、どうなのか」
と疑問を呈しており、11月23日の朝日新聞に掲載予定のコラム「CM天気図」でも「意見(異見)」を表明するという。
なお、枝野幸男経産相は、原発の是非について国民投票を行うことについて、9月20日の会見で
「あるテーマが、2つの意見のイエス・ノーで割り切れるテーマであるのかどうか」
「そうした意見を、国民投票のような形で今判断するということは不可能だと思う」
と述べている。国民投票の実施を求めること自体も政治的主張のひとつだとみることもできそうだ。
もっとも、カタログハウスの広報担当者は
「CMは国民投票を呼びかけているのではなく、あくまで秋冬号の宣伝をするもの」
と話しており、純粋な商品広告に過ぎず、意見広告ではないとの立場だ。
テレビ朝日広報部では、
「当該CMについては放送をしておりません。個別の判断理由はお答えしておりません」
と、ノーコメントだった。