「直接対決」の「録音データ」か?
しかし、清武氏の「球団代表兼GM」などの肩書きだけでなく、取締役としても解任し、事実上「追放」した球団側の強い姿勢を受け、今度は「清武氏の『隠し球』の中身が判明し、球団は大した事がないと判定したのだろう」との見立てが強まった。
それでも「『隠し球』で巨人激震」説は消えない。清武氏が解任発表後も、解任の不当性を訴えて法的措置の検討を表明し、さらには「これから本当のことが分かってきます」(解任翌日の19日、母校講演会で)と不気味な発言をして自信を見せているからだ。
浮上してきているのは、「反乱会見」(11日)前の9日に清武氏とナベツネ氏が「直接対決」した際の「録音データ」の存在だ。ナベツネ氏が「決まっていたはず」(清武氏)のコーチ人事を覆す発言などが含まれているのでは、と見られている。
「録音データ」の存在について、19日にテレビカメラ前で記者から質問されそうになった清武氏は、質問をさえぎるように「それも含め、会見で申し上げます」と話し、否定はしなかった。
24日にもある清武会見では、どんな「隠し球」が飛び出してくるのだろうか。
インターネット上では、「隠し球」について、「元敏腕記者」の清武氏が「球団の不正情報か何か」をにぎっているのでは、との憶測の一方、「どうせショボイ新事実だろ」と冷めた見方も飛び交っている。