「発言は、冗談で言ったのでしょう」
橋下氏の選対事務所スタッフは、取材に対し、取り上げられていないと認めたうえで、こう説明する。
「ツイッターはスタッフも管理しており、単にパスワードを変えただけです。本人もパスワードは知っていますよ。発言は、冗談で言ったのでしょう。週刊誌に反論しないのは、本人がめいっぱい回っているので自分の選挙で時間がないからですよ。公選法を理解していれば、怖いことはありません。反論は、ツイッターでもできます。どこまで違反か定義がないので、慎重なのはもちろんありますが…」
事務所の別のスタッフは、公選法への不満をぶつけた。
「ちょっとでも更新すると、『違反じゃないのか』とお叱りの電話をよく受けるんですよ。ブログなどについて、まだ判例さえ出ていません。金沢市長選で候補者の支援者がツイッターを使った前例についても、違反なのかよく分かっていないわけです。ネットでどこまで可能なのか、一定の定義がほしい」
もっとも、ツイッターを使わなければ、議論にもならない。次に、文春・新潮が書いてくるとみられるのが、2011年11月24日の発売号だ。27日の投開票直前だけに、記事の内容次第では橋下氏が再び吠えるのか、はたまた違反を恐れて沈黙を続けるのか…。