若者に広がる「インスタントセックス」 NHK番組ツイッターで呟かれた中身

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   最近、頻繁にセックス特集を組んでいるNHKが、今度は番組公式ツイッターでセックスに関する呟きを連発し、話題になっている。

   2011年11月18日夜、NHK総合の「特報首都圏」で、「インスタントセックス~さみしさを埋める若者たち~」という企画が放送される。

「性行為は『ご飯を食べる』『寝る』といった感覚でおこなわれている」

   番組HPによると、いま若者の間で「安易・即座」に性行為を行う「インスタントセックス」が横行しているのだという。性感染症やエイズも広がっているとし、こうした現状を若手ディレクターが繁華街で取材してリポートする、という内容だ。

   さらに番組公式ツイッター「@nhk_tokuho」が14日、「ご意見募集します!ツイッター・メールでお寄せ下さい」と呼びかけた。若者の間で、ネットで知り合った相手とその日のうちにセックスする「電脳型セックス」や、飲み会の度にセックスをする「合コン型セックス」が日常的に行われているとし、

「さらに『数日おきに彼氏が変わるという女子高生』や『違う人と週4日、性行為をしている男子大学生』も。今や性行為は『ご飯を食べる』『寝る』といった感覚でおこなわれているのです。信じがたい事実」
「何で自分はセックスしたくなるんだろう…何を求めているんだろう…もっと若い世代の人は? 自分もまだ30歳の若輩者ですがそんなことを悩みながら制作しています」

と投稿。テレビ番組の公式アカウントから、こうもセックス絡みの投稿が続くのは異例だ。

「NHK特報首都圏 と東スポ芸能 の区別が出来ない」

   これがツイッターで話題となり、番組アカウントに様々な呟きが寄せられた。「日本人の明治時代以前のモラルを考えると過去に戻ってるだけかもしれませんよ」と真面目に番組に意見するものもあるが、「NHKらしからぬ過激なツイにビックリしましたw」「@nhk_tokuho は誰かにのっとられてんのか?」と驚くものが多い。「酔っ払っているとNHK特報首都圏 と東スポ芸能 の区別が出来ない」というものまである。

   最近、NHKはよくセックスをテーマにした企画を行っている。朝の情報番組「あさイチ」では夫婦のセックスレスを特集し、司会の有働由美子アナが膣を鍛えるトレーニングを実践して賛否両論が出た。11月にスタートしたドラマ「カレ、夫、男友達」も、女性の視点からセックスを描き話題になっている。

   今回の「インスタントセックス」特集についても「公共放送のNHKがそこまでやる必要があるのか」といった声が出ているが、芸能評論家の肥留間正明さんはNHKのこうした傾向について、

「どんどんやるべき。『あさイチ』のセックスレス特集にしても別にポルノをやっている訳じゃない。文化的で面白いですよ。『インスタントセックス』も、病気が増えているといった社会的な問題を提起しようとしている。NHKは視聴者からお金をとっているのだから、積極的に面白いものを作る責任があります。これはきちんと新しいことにチャレンジしているということ。逆に、民放からしたら脅威でしょうね」

と話している。

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