日本コンテンツの輸出が非常に少ない理由
一方、国産コンテンツの輸出が非常に少ない点については(1)著作権処理の複雑さ(2)輸出先との物価のギャップが原因で割高になる(3)韓国が行っている海外展開と比べて、国策として取り組んでいない、などと原因を分析。
「関係者の努力で、ICT(情報通信技術)国際競争力強化の観点から、改めてテレビ番組、放送全体、映画、コンテンツ全般の文化資産の観点から、背中を押す政策をとっていただきたい」
と、政府の支援を求めた。
これに対して、川端達夫総務相は
「韓国では『日本のものは放送してはいけない』という規制をかけられてしまっている。そういう場合、『国際共同制作だったらいい』というような知恵を出しているようだが、これからも積極的にやれるようなことを取り組んで参りたい」
と述べるにとどまった。
また、川端氏は11月16日に行われたブータン国王夫妻を歓迎する宮中晩さん会を欠席した理由を追及され、
「ずいぶん昔からの約束があり、調整を試みたが、どうしても昨日しかできないということで、結果として欠席することになってしまった」
と、しどろもどろに。
「ブータン国王夫妻にはきわめて失礼なことをしたと深く反省している。これから閣僚としては、二度とこういうことがないように自覚をもって臨みたい」
と陳謝した。
この晩さん会をめぐっては、一川保夫防衛相が民主党議員の政治資金パーティーを優先させて欠席していたことが明らかになっており、一川氏は「反省している」と陳謝している。