ニコ生のコメントを男女や10代、20代、30代以上で分ける?
こうした声が出る背景には、ニコ生でこのところ、常軌を逸した言動で騒ぎを起こすケースが続発しているかららしい。
2011年に入ってから6月には、AV女優の女性(20)が家の中で花火に火をつけ、消防車が出動する騒ぎがあった。11月には、20歳ぐらいの男性が偽札作りを実況中継して、怒った財務省が警察に通報する事態にもなっている。そのほか、小学校3年の少女が出演して視聴者から卑わいな質問が相次いだり、女子高生が乳がんで余命2週間とウソをついて謝罪放送をしたりするなど、ニュースは絶えない。
実は、ドワンゴの川上量生会長はツイッターで、ニコ生について意味深な引用をしていた。批評家の東浩紀氏(40)が11月14日、世間知らずでバカが多い中高生がニコ生で幅を利かせているとツイートしたのを紹介したのだ。そのうえで、川上氏はこの日、ニコ生のコメントを男女や10代、20代、30代以上で分けることが周りで議論になっていると明かし、こうした「クラスタ分けは避けられないと思う」とつぶやいている。
「屑ばっかり」発言は、やはりニコ生も意識していたのか。クラスタ分けなど、ユーザーを事前にチェックするシステムを何か考えているのか。
川上氏に聞こうとドワンゴ本社に取材すると、本人は外出中であるといい、広報担当者も同様で回答は得られなかった。