ハーフボトルで価格はリーズナブル
サントリーの推計では、2011年のボジョレー・ヌーヴォーの市場規模は、前年比1.7%増の60万ケースとなる見通し。
晩秋の話題をさらうボジョレー・ヌーヴォーだが、2004年をピークに輸入量は減少傾向にあった。しかし、それに歯止めをかけたのがハーフボトルやペットボトル、紙パックなどの低価格路線で、新たなファンの開拓にひと役買った。今年もその流れは変わらない。
サントリーやアサヒビール、流通業では西友やセブン‐イレブン・ジャパンなどの輸入元は、東日本大震災後に高まった「家飲み需要」を取り込もうと、ハーフボトルの品ぞろえを充実している。ハーフであれば、赤や白、最近人気のロゼを、消費者に安く提供できるからだ。
ジョルジュ・デュブッフ氏のボジョレー・ヌーヴォーを取り扱うサントリーも「今年は飲みきりサイズのハーフボトルをフルラインナップしました」と話す。