アニメ「銀魂」が突然放送休止 蓮舫大臣ネタが過激すぎた?

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   CS放送のアニメ「銀魂(ぎんたま)」の1話分が突然放送休止になり、蓮舫行政刷新相(43)のネタが影響したのかと波紋を呼んでいる。このアニメはCSに先行してテレビ東京で放送されているが、その中の1話に、「過激な表現」があったというのだ。

   「銀魂」は、週刊少年ジャンプに連載された同名の人気漫画が原作。コメディータッチのSF時代劇で、江戸時代末期に来襲した宇宙人がドタバタ騒ぎを巻き起こすストーリーだ。高層ビルやバイクなど現代の産物も自在に登場する。

酷似キャラが高齢者らに唐揚げ投げつける

意味深なツイート
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   テレビ東京では、2006年から2010年に第1期の「銀魂」、2011年4月4日から第2期が放映されている。問題の第232話「忘れっぽい奴は忘れた頃にやってくる」は10月31日夕に放送された。

   その後、CS放送のアニメ専門チャンネル「AT-X」でも、この232話が11月15、18日に放送予定だったが、11日になっていきなりAT-Xのサイト上で放送休止のお詫び文が緊急告知された。

   そこでは、番組購入元のテレ東の要請で、放送権が行使できず、233話以降を22日から再開すると説明されていた。休止の理由については、「テレビ東京の都合」とだけ書いている。

   その真相を巡って、ネット上では騒ぎになり、様々な憶測がなされた。

   有力とされたのが、蓮舫大臣のネタが問題視されたとの説だ。232話では、「レンホウ」とはっきり書かれた選挙カーの上で、蓮舫氏に似た目隠しキャラが手を振るシーンが出てくる。このキャラは、公園では唐揚げを食べており、周りから「刈り上げが唐揚げ食ってるぞー」と突っ込みが入る。そして、キャラがいきなり高齢者女性らに唐揚げを手当たり次第に投げつけるのだ。

   さらに、公園内なのに、バリカンでいきなりキャラが髪を刈り上げ始め、髪の毛が辺りに散乱する様子が出てくる。キャラの刈り上げについては、同様に短髪で知られる歌手の加藤登紀子さん(67)を連想したらしく、「それは賀藤登紀子と同じ床屋で刈りあげたんですか」との質問も出されていた。

   232話では、震災で何度も放送されたACジャパンの公共広告をパロディー化した部分もあり、それが問題になったのではないか、などと諸説も次々に出て混乱した。

蓮舫氏側「抗議した事実はございません」

   実は、テレ東での番組放送前に、銀魂の監督らがツイッターで意味深な発言を繰り返していた。

   アニメの監修をしている高松信司さんは2011年10月26日、次回放送分について「この期に及んでまた戻されてしまう。 下ネタなら仕方がないれけどこれもダメなのか」とつぶやいた。そして、同じ日には、「『アニメ銀魂』が『銀魂』のままでいられない時が来たなら、『銀魂でない何か』を放送するより『テレビアニメ』であることをやめるべきだと思う」とも言っている。29日に一応決着したとしながらも、放送日の31日に「放送始まって以来の当日納品でした」と何かあったことを示唆。そして、11月14日にはツイッターをしばらく休止すると明かした。

   また、監督の藤田陽一さんもツイッターで、放送日の10月31日、「みんなアレが何かわかっても呟いちゃりしちゃダメだよ?。アレしちゃったからね」などと何かをにおわせている。

   いったい、放送現場では、何があったというのか。

   テレビ東京のアニメ局では、銀魂の担当者が「諸般の事情」で放送休止をAT-X側に要請したことを取材に対し認めた。そして、その事情については、「特定の個人を想起させる描写があったため」と説明した。

   それが蓮舫大臣であるかや、何か申し入れがあったかについては、「こちらからお答えできません」と繰り返すのみだった。

   蓮舫氏の国会事務所では、取材に対し、「抗議した事実はございません。放送・放映については、放送局側のご判断なので、特にコメントはございません」との回答を寄せた。

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