旗艦ファンドの「グロソブ」、イタリア国債をすべて売却

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   国内最大の投資信託、「グローバル・ソブリン・オープン」(通称、グロソブ)を運用する国際投信投資顧問は、「グロゾブ」に組み込んでいたイタリア国債をすべて売却した。2011年11月14日までに開示した週次の運用リポートで明らかにした。

   2日時点で3.7%だった保有比率が7日までにゼロになった。売却規模は約800億円とみられる。

   「グロソブ」は先進国などの国債で運用する国際投信投資顧問の旗艦ファンド。投資家に分配金を毎月支払うタイプを中心に合計で約2兆1000億円を有する。欧州の国債に積極的に投資していたが、財政危機を受けて運用方針を見直した。すでにフランス国債も売却。ユーロ建て債券の保有比率は6月末の36%から20.5%に引き下げ、代わりに日本国債やオーストラリア国債の保有比率を高めている。

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